桜の下で

老後生活日記です

スーパーにて

ほぼ毎日最寄りのスーパーに行っている

食材ならまとめて買えば手間が省けるのは重々わかっているのだが

 ほとんど唯一の外出

 一日に一回くらいは外出したい

 残り物や手持ちの食材を見てから買い物したい

という理由で毎日通っております

 

今日、買い物に行ったら私の前にレジに並んでいたおじいさん

少し痴呆が入っているようで話が通じない

馴染みのレジのおばさんが何度も話しかけている

 「袋代は頂いたので入れて帰ってください」

 「お金は自動精算機に入れてください」

 「あー まだ帰っちゃだめ」

 「荷物忘れていますよ」

 「カゴはおいて行ってー」

 

そんな具合でなかなか終わらない

ちょこっとイライラした

 

私の番になったらレジのおばさんが

 「すみません おまたせしました」

 「あのお客さん毎日来るんですけれど最近ちょっと進んじゃったみたいで・・」

と言葉を濁す

 

そうか 毎日来て同じレジに並ぶんですね わかります

レジのおばさんに顔を覚えられたんですね そうですね

 

今の私と同じです

私はまだ頭ははっきりしているからレジさんを煩わすことはないけれど

彼は何年後かの私の姿なんですね

 

ちょっとイライラしたことを恥ずかしく思いました